La Festa Primavera 2022

大会レポート

【大会レポート1日目】2022年4月15日

春の訪れとともに La Festa Primavera 2022 が開幕

今年で13回目を迎える La Festa Primavera 2022。新型コロナウィルスの感染状況はまだまだ予断を許さないが、昨年に続きすべてのエントラントがPCR検査を受け、感染予防対策を行いながらの開催となった。仲間と一緒に、愛車とともに走ることができる喜びを感じながら、4日間の春の旅が始まる。

昨日降った雨が地面や木々をしっとりと濡らしている熱田神宮を、午前11時に58台の車が出発。曇り空の下、NTP名古屋トヨペットでPC競技(決められた区間を決められた秒数で走る計測競技)を行い、スタンプポイントのトヨタ産業技術記念館でスタンプをもらうと、名古屋を出て常滑へ。

NTPマリーナりんくうで2つ目のスタンプをもらい、三重県の津市を目指す。各ポイントでは雨が止んでいたが、愛知から三重へ向かう途中、強い雨に見舞われて、屋根のない車のエントラントたちは雨用のウェアに着替えて走ることに。

次なるスタンプポイントの一身田寺内町(国宝高田本山専修寺)に着く頃には雨もあがり、到着を待っていてくれた多くの地元の方たちから、あたたかな歓迎を受けた。一身田寺内町は例年、たくさんの人たちが観戦に来てくれるのだが、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、3年ぶりの訪問となった。

一身田寺内町を出ると、津市産業スポーツセンターでPC競技を行い、伊勢へ向かう。伊勢神宮の外宮参道でスタンプをもらい、次のポイント、鳥羽展望台へ。時刻は午後4時、肌寒さを感じる気温に、体力も奪われる。

鳥羽展望台では、この日最後のスタンプとPC競技が行われた。1/100秒単位の正確性を争うPC競技は、天候に左右されない集中力が必要だ。エントラントたちはスタート前に呼吸を整え、ドライバーとコ・ドライバーの息を合わせる。計測ラインを見つめる表情は、真剣そのものだ。

競技を終え、1日目のゴールとなる志摩観光ホテルへ到着。走行距離は約270km。雨や寒さで、なかなかハードな1日となった。

2日目は、三重県・志摩市から和歌山県・白浜町まで、約300kmの道のりを走る予定。どんな出会いや景色が待っているのか。楽しみである。

(文&写真/岩本 美香)
熱田神宮をスタートする DB
熱田神宮をスタートする DB
スタート前の交通安全祈祷
スタート前の交通安全祈祷
一身田寺内町で歓迎を受ける OSCA MT4
一身田寺内町で歓迎を受ける OSCA MT4
鳥羽展望台でスタンプをもらう PORSCHE 356A SPEEDSTER
鳥羽展望台でスタンプをもらう PORSCHE 356A SPEEDSTER
スタンプの後、鳥羽展望台でPC競技に挑む STANGUELLINI S1100
スタンプの後、鳥羽展望台でPC競技に挑む STANGUELLINI S1100
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