【大会レポート2日目】2022年4月16日
心に残る、一期一会の出会い
1日目とは打って変わって、晴れやかな空が広がる2日目。肌寒さを感じる強い風が吹いているものの、日差しは穏やかで暖かい。早朝からエンジンをかけて、車の調子を整えるエントラントたち。午前8時前に、ゼッケン順にホテルを出発していった。
最初の目的地は、PC競技会場となるサンアール磯部。強風も気にすることなく競技に集中。1区間ごとの結果の積み重ねが、最終的な成績となるため、朝からとにかく真剣だ。
競技を終えると、伊勢神宮へ向かう。内宮で1つ目のスタンプをもらい、そのままおかげ横丁へ。2つ目のスタンプポイントの赤福本店前には、すでにたくさんの地元の方たちが集まり、エントラントたちの到着を待っていた。おかげ横丁に車が入ってくると、和太鼓と笛の演奏が始まり、賑やかな音色とともに出迎えてくれた。お土産の赤福とスタンプをもらったエントラントたちは、次なるスタンプポイントの瀧原宮駐車場へ。
瀧原宮駐車場を経由し、道の駅 紀伊長島マンボウで再びスタンプ。熊野市に入ると、山崎運動公園へ。ここで2回目のPC競技を行い、里創人熊野倶楽部でランチタイム。お腹を満たし、三重県を後にする。
和歌山県に入ると、ブルービーチ那智とくじらの博物館、潮岬観光タワー、道の駅すさみでスタンプ。天気もよく、特に潮岬観光タワーではGSバンドの演奏もあり、多くの人たちが駆けつけてくれていた。
道の駅すさみを出た一行は、この日最後のPC競技会場となる旧南紀白浜空港へ。滑走路エリアを全面に使用した競技設定は難しく、ゴールラインを通過していくエントラントたちの表情はさまざまだ。
競技を終えると、空港を出る前に最後のスタンプ。2日目のゴールとなる南紀白浜マリオットホテルは、目と鼻の先だ。
約300kmの道のりを走った2日目。桜はもう見頃を終えていたが、濃いピンク色ツツジがあちこちで美しく咲き誇っていた。沿道からたくさん手を振ってくれたり、家の前に椅子を出して楽しそうに観戦してくれた地元の方たち。一生懸命イベントの手旗を振ってくれた子どもたち。走りながら、心に残る一期一会の出会いがたくさんあった1日だった。
3日目は、和歌山県・白浜町から奈良県に入り、兵庫県・淡路市まで約430kmを走る予定。後半戦に入り、最後まで無事に完走できるか、車の調子も気になるところだ。
(文&写真/岩本 美香)
山崎運動公園でPC競技に臨む FIAT 508S SPIDER SPORT
おかげ横丁の赤福本店前でスタンプと赤福をもらう BUGATTI T37
スタンプポイントのくじらの博物館を出る BENTLEY 3.5L
スタンプをもらい、潮岬観光タワーを後にする LANCIA MARIANI ARDEA 750S
滑走路エリアを全面に使用した旧南紀白浜空港のPC競技に挑む PORSCHE 356